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2009-08-30
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(via plasticdreams, hopper-bopper) (via reretlet)「楽」。
あなたはこの漢字を、どう読みますでしょうか。
実はこの漢字。
読み方が、「一通り」しかないのです…。
今夜はそんな話です。
◆ 作業量と喜びの関係は。
実は南カリフォルニア大学の心理学者であるベルテンは、被験者たちに作業を行ってもらい、作業の量と、気分の関係を調べました。
すると。
1分あたりの作業量が多いグループは、少ないグループに比べて、楽しい気分でいることが多くなりました。
逆に少ないグループは、気分がどんどん暗くなってしまうことが分かったのです。
すなわち人間、「色々と多くの作業をやっている方が、気持ちがアップしてくる」ということなのです。
そういえば、かの「相田みつを」さんの言葉に、こんなのがありました。
「なんでもいいからさ
本気でやってごらん
本気でやればたのしいから
本気でやれば つかれないから
つかれてもつかれが さわやかだから」
最初に読んだとき、
「つかれないって言ったのに、つかれるの!?」
とか思ったのですが、それでも言っていることは真実な気がします。
何かに夢中になるほど一生懸命にやる。
そうすれば、気持ちはかえって高まっていきます。
「いやいや、俺は仕事が忙しくて大変なんだ!
それで気持ちが落ちてるんだってば!」
という人もいるかもしれません。
しかしそういう人は、それこそ「イヤイヤ」やっていて、その結果、無意識にその仕事から、気持ちを引いていませんでしょうか。
それにより、作業の能率も落ちている可能性だってあります。
そのため全力でその仕事を楽しんで立ち向かっている人に比べて、気持ちが落ちてしまうわけです。
色々なものをパパパッと片付ければ、「お、自分、できるんじゃない?」という自信が湧いてきます。それが結局、活力につながってくるわけです。
実際、大企業の社長や、起業家などは、毎日大変な仕事を抱えています。
売れっ子アイドルだって同じです。
しかし不思議と、彼らはイキイキとしています。
逆に、毎日特にやることもなく、パチンコで朝から座っている人…。
彼らはヒマではありますが、楽しそうかというと、そうではありませんよね。
とにかく色々なものに立ち向かい、全力でこなしている…。
それによって、かえって気持ちは高まっていくわけです。
◆ 何もしないと…。
実際、ゆうメンタルクリニックに来る方の中には、仕事や職場の人間関係でストレスを抱えて、休職される人も多かったりします。
もちろん休むことは大切で、非常に意味があることです。
しかしだからといって、ただ漠然と家で休んでいるだけでは、今の理論から、かえって気持ちは落ちていってしまいます。
そのため、
・一日に一回は外出すること
・好きな本を読んだり、人に接したりすること
・趣味を見つけてみること
などをアドバイスしています。
「何もしない」より、とにかく何でもいいので、楽しめるものを見つける方が、ずっと気持ちは高まっていくわけです。
人間、時間が余るほど、必ずしも精神衛生状態が良くなるわけではないのです。
◆ プラスαを、してみよう。
もちろんそれでも「今の仕事が楽しくない! それが大変でイヤだ! でも生活のために休むこともやめることもできない…」という人もいるでしょう。
そういう人は、それこそ「副業」を勧めます。
たとえば作家になりたいなら、ネットで発表してみる。
何かを書いて、出版社に持ち込んでみる。
新しい仕事を考えているのなら、そのための勉強をしてみる…。
何でも構いません。
もちろん、今より「忙しく」なることでしょう。
しかし不思議と、今までよりイキイキしてる自分に気づくのではないでしょうか。
人間、やりたいことであるなら、楽しみが増してくるものです。
◆ リタイヤ、したいですか?
よく「お金をためて引退したい!」「早くリタイヤして、何もしないで得られる収入だけで生きていきたい!」という人がいます。
でもですね。
それ、退屈ですよ?
何の楽しみもありませんよ?
「いやいや、自分はそうなってから、楽しい趣味を見つけるんだ」
というのなら、いやそれ、仕事と並行して、今すぐすればいいだけでは、と思います。
何でリタイヤしないとできない、と思っているのか分かりません。
いずれにしても、「時間さえあれば幸せだ」「何もやることがなくなれば楽しい」と思うのは、間違いなのです。
◆ 「楽」の読み方は。
そう。
「楽」という漢字は、「ラク」とも読みますし「たの(しい)」とも読みます。
そして、決して同時に読むことはできないのです。
あなたが「ラク」に感じているのなら、それは決して「楽しみ」ではありません。
また「楽しい」と感じているなら、決してそれは「ラク」ではないでしょう。
人は、大変に感じ、一生懸命やるからこそ、楽しみを感じることができるのです。
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● 今回のまとめ。
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○ ラクに、楽しみはない。楽しみは、ラクではない。
平成生まれの人 「就活が大変すぎる……。こんな時代に大学を卒業するなんてホントに不幸だ……」
↑
昭和初期生まれの人 「オレの若いころは親からの仕送りなんかなかった。大学に行くために東京に出てきても、夜も寝ずに必死でアルバイトして、むしろオレの方が親に仕送りをしてきたんだ。そんな状態でもオレは幸せだった。今の若者は親から仕送りをしてもらって、大学を卒業してからも援助してもらっている奴もいる。それで不幸なはずがないじゃないか」
↑
明治時代生まれの人 「オレの若いころは、田舎から東京に出るなんて不可能だったよ。その上、中国と戦争するわ、ロシアと戦争するわ、そのたびに赤紙が来て徴用されるしさ。でも、そんな状態でもオレは幸せだった。昭和生まれの人はせいぜい疎開したくらいで徴用もされてない。親を田舎に置いて都会にも出ていける。それで不幸なはずがないじゃないか」
↑
江戸時代生まれの人 「東京に出る? ああ、江戸のことか。でもオレの若いころなんて、そもそも移動の自由がなかったんだ。明治時代なら関所ももうなかったんだろ? それだけじゃないよ。江戸時代は身分制度があって職業選択の自由もない。名字さえないし。それに鎖国してるから、旨いモンも少なかったしな。何の自由もなかったけれど、それでも俺たちは幸せだった。牛鍋やカステラを食ってる明治時代の奴が不幸なはずがないじゃないか」
↑
戦国時代生まれの人 「オレの若いころは毎日が戦(いくさ)の日々だった。いつ上杉勢が攻めてくるか分からないし、いったん戦となれば、殿のために命を捧げるのがオレたちの人生だ。それでもオレは幸せだった。江戸時代なんて剣の訓練もしょせんは遊びの平和な時代だろ。参勤交代で命を落とすわけじゃないし。そんな江戸時代の奴が不幸なはずがないじゃないか」
↑
奈良時代生まれの人 「オレの若いころは実力でのし上がるなんて不可能だった。そもそも貴族以外は人間扱いされず、ドデカい大仏を作るからと徴用されたりする。平民はいくら優秀でも貴族にはなれない。それでもオレは幸せだった。でも、戦国時代は実力社会だろ? 実際、秀吉は百姓から太閤様にまでなったんだし、努力が報われるいい時代だよ。そんな時代の奴が不幸なはずがないじゃないか」
↑
弥生時代生まれの人 「オレの若いころは律令制なんてなかった。政治も経済も、卑弥呼とかいうおばちゃんが鹿の骨を焼いて呪術で決めていた。しかも運が悪いと祭祀の時に“生けにえ”にされちゃうんだぜ? そんな世の中でもオレは幸せだった。奈良時代なら律令制度が始まってるから論理の通じる時代だろ? そんな時代の奴が不幸なはずがないじゃないか」
↑
縄文時代生まれの人 「オレの若いころは稲作なんてなかった。だから、食料は毎日山や川に探しに行く必要があったんだ。食料が手に入らない日が続くと仲間がバタバタ餓死してしまう。だから毎日、生きるために必死だった。それでもオレは幸せだったよ。弥生時代なら米作が始まって高床式倉庫もあったんだろ? そんなんで不幸なはずがないじゃないか」
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